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会社を退職して無職になった。36才無職(子供2人)である。今日で無職13日目だ。職が無いと書いて無職である。念願の映画を見に行った。映画館へ行くのは実に4年ぶり。いや5~6年ぶりか。
ゴジラを見る予定だったけど、時間が合わず「君の名は。」を見た。ストーリも絵も素晴らしく面白かった。大絶賛するほどは、感動しなかった。王道のストーリで驚いた。
新海 誠
KADOKAWA/角川書店 (2016-08-27)
売り上げランキング: 8
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また「君の名は。」は、青春中のカップル向けの映画であった。結婚して子供がいる人には、あまり響かない青春ラブストーリである。クタクタのおじさんになると、青臭い感じでは、ほとんど感動しない。しかし十分おもしろい。
私のなかで新海誠といえば、オタク向けのアニメを作る人というイメージで、「ほしのこえ」とか「雲のむこう」とか「秒速5センチメートル」とか、中二っぽい設定と、素晴らしい映像と、思わせぶりなセリフと、中途半端なストーリを期待した。
客層にも驚いた。カップルが多いのである。おしゃれそうな高校生もいた。ネルシャツにカバンの人種は少なく、一般層に向けた映画であることに驚いた。なぜか見に来てしまったと思われるおじさん層(私も含まれる)もいた。
「君の名は。」は、被写界深度を強く意識した作品で、例えるなら一眼レフで撮影すると、手前の人物にピントを合わせて、背景をぼかして撮影できる。奥行きや味わいのある映像が撮れる。シネマカメラや一眼レフなどで撮影すると雰囲気がでるアレだ。
アニメなのに映像のほぼすべてにピントが存在している映画だった。実際に撮影し、イラストにしていると思われる。
会話のシーンは、ローアングルが多く人物を中心に見せていた。そして走るシーンでは足をバタバタと写し、夜空や景色はティルトアップで、無難な感じだった。
青春中のカップルには、最適なテンポで作られていると感じた。子持ちのおじさんには、ちょっと長く感じてしまった。最後の30分は尿意と戦っていたせいかもしれない。
なぜか私の両脇には、おじさんが座っており、おじさんが3人並んでいた。その両脇のおじさん達は、スタッフロールの最後まで見ていたため、真ん中のおじさんは、漏れる危険性をはらんでいた。危なかった。
「君の名は。」を見て、子供と一緒に動画を作った。
そう、シン・ゴジラが見たかったのである。ちなみ最後に音声を入れようと、子供に相談したところ、嫌だ!とのことで、未完。