一眼レフ&RAWデータによる商品物撮りテクニック。絞り(アイリス)、シャッタースピード、P/S/A/Mの撮影モードのコツ。

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一眼レフ&RAWデータによる物撮りテクニックを紹介します。これを読めば物撮り初心者も高品質な商品画像を撮影できます。ライティング関連は紹介しません。カメラ部分だけ説明します。

まずは知識から紹介です。

RAWデータって本当にすごいの?

デジタル一眼レフカメラの画像保存形式には、JPEGのほかにRAWがあります。皆さんもご存じでしょう。JPEGは圧縮された画像保存形式、RAWは無圧縮の画像保存形式、そんな認識ですよね。

RAWデータなんて、JPEGと変わらない画質だと思っていました。実は、画質が大きく変わることに気が付きました。結構変わるんですよ。

JPEGの8bitに比べて、RAWは12bitの情報量を持ちます。4bit増えただけでも、情報量は16倍になります。RAW画像は、センサーに入ってきた膨大な情報を、そのまま記録します。白飛び、黒つぶれが少なく画像を撮れます。

膨大な情報があることで、RAWデータは撮影後にISO、ホワイトバランス、カラーバランス、ガンマカーブなど自由に調整できます。これも大量の情報量があるからこそできる技です。

JPEGは、カメラ側で自動的に画像を圧縮します。見た目に影響がなさそうな情報をざっくりカットします。JPEGでもRAWデータのように撮影後に後処理ができますが、情報量が少なくが画質が劣化してしまいます。


絞り(アイリス)を絞って、全体のピントを合わせる!

絞りはアイリスといったり、F値とか、F Stopとか言います。絞りを開くとか絞るとかいいます。F値が分かりやすいので、F値で紹介します。

F値は、1/2/4/8/16/32と倍々になります。同時に1.4/2.8/5.6/11/22と、1.4の倍々の数字が一緒になっています。これらの数字が交互に、1 / 1.4 / 2 / 2.8 / 4 / 4.6 / 8 / 11 / 16 / 22 / 32 という感じで、数値が並びます。

「1→1.4」、「1.4→2」が1つの単位で、1Stopといいます。1Stopごとに、明るさは半減します。

「1←明るい・・・・4/8/16/・・・・暗い→32 」

という感じです。F22などにすれば、カメラのセンサーに入る、光は少なくなり制限されます。

ここが需要!カメラのセンサーに入る光りが少なければ、シャッターを長い時間、開くことができます。シャッターを長く開ければ、幅広くピントが合います。

物撮りをするなら、F16とかF22で、撮影するのが良いでしょう!しかしシャッタースピードが速すぎると、画面が暗くなります。適度なシャッタースピードにする必要があるのです。

シャッタースピードって何?

1/2000 - 1/1000 - 1/500 - 1/250 - 1/125 - 1/60 - 1/30 - 1/15 - 1/4 - 1/2

とこんな感じでシャッタースピードは設定できます。シャッタースピードが速ければ、動いているものもブレずに撮影できます。

その分、入ってくる光は少なくなります。そのため絞りは広く、F値は小さくしないと、十分な光を得られません。シャッタースピードを早くして、絞りを開くと(F2とかF4とか)、瞬間でピカッとドカっと撮影します。

そうなると被写界深度が浅くなります。ピントが一部にしか合いません。瞬間だけ撮影するからですね。

以上から、物撮りをするなら、絞りを開いてゆっくりめのシャッタースピードで撮影すると、ピントが全体に合うようになります。

原理が分かっても、絞りに対して、最適なシャッタースピードを見つけるのは面倒なのです。そこで撮影モードです。

P/S/A/Mの撮影モード。物撮りの正解はA!

たぶん各社共通だと思います。撮影ダイアルにP/S/A/Mがあることを知っている人は多いと思います。

P ← 絞りとシャッタースピードが自動。×被写界深度の管理が難しい。

S ← シャッタースピードがマニュアル、絞りは自動。×動いている撮影向き。

A ← 絞りがマニュアル、シャッタースピードはオート。 ○物撮りに最適!
 
M ← すべてマニュアル。 ×調整が面倒。○より高度な撮影ができる。

以上から、物撮りはAの撮影モードにして行うのが良いのです。AはアイリスのAです。

できるだけ望遠で取る!

物撮りは、できるだけ望遠レンズで撮影すると良いです。なぜなら、望遠を使わず接写すると、物撮りの対象物が丸く歪みます。望遠ならスッキリまっすぐ取れます。

以上であなたも物撮りマスターです。

カメラの設定を簡単に説明。

ダイヤルを回してAに設定します。

大抵、カメラの上のダイアルを回せば、F値を変更できます。

F18ぐらいにしましょう。

カメラのどこかの設定を探して、RAWファイルにします。

RAWファイルは高感度だとノイズが出やすいので、ISO200など低めにしておきましょう。

ノイズ低減の機能もあれば設定を。RAWの場合、設定しても関係ないかも。

RAWデータとJPEGはどのくらい違うのか!

実際にRAWで撮影した画像とJPGで撮影した画像を比較してみましょう。

はい拡大。ボディのぶつぶつ部分に注目です。RAWはぶつぶつ。JPEGは潰れています。

もっと拡大すると明らかですね。JPEGは、画像を自動的に圧縮したりぼんやりした、処理がされてしまいます。

ただこれ見てください。何もない平の部分では、圧縮しているJPGのほうが綺麗に見えます。

RAWのざらつきが気になるときは、RAWの編集画面で、ディテールのノイズ低減で調整します。

このようにノイズがスッキリします。まあノイズを減らすとJpegみたくなるのですけどもね。まあ何事もバランスです。

あとRAWファイルなら、このように色味を大きく変えることができるのも魅力です。

RAWを使ったことが無い人は、RAWに挑戦してみると面白いですよ。





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ふりむけばコウホウ : 一眼レフ&RAWデータによる商品物撮りテクニック。絞り(アイリス)、シャッタースピード、P/S/A/Mの撮影モードのコツ。
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