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2015年8月25日上海株続落から世界同時株安が発生しました。すごかったですね。怖かったですね。私なんて狼狽しまして、シーアールイーを2600円→1900円で手放してしまいました。まさに底です。その中で、富士山マガジンサービスという株をを買ってみました。
底で手放したシーアールイーの図
底で拾った富士山マガジンサービスの図
富士山マガジンサービスがどんな会社なのか調べてみました。まずサイトからの引用です。
http://www.fujisan.co.jp/
登録ユーザーはすでに200万。そのうち50万人が定期購読をしているそうです。これってなかなかすごいことですね(IR参考)。
2015年7月7日にマザーズへ上場。小型ですが成長性や話題性が高く人気が出ました。IPO新規上場企業でよくある傾向で、ドーンと7000円で上がりズルズルと下がっていて、先日の世界同時株安でズッゴっと下がりました。
それでもPERは40倍とそこそこ高く期待感があふれています。成長性から考えると高すぎるとは思えません。そこそこ。
決算は12月です。2013年8億。2014年20億。2015年24億(会社予想)と急成長しています。売り上げの拡大を見るにCCCとの提携(http://www.ccc.co.jp/news/2010/20100804_002340.html)により、法人系(銀行から漫画喫茶など)の定期購読で、売り上げ急増しているのでしょうかね。
こちらのサイトに事業形態など詳しく紹介されていてわかりやすいです。
http://matsunosuke.jp/fujisan-magazine-service-ipo/
2015年第2四半期決算短信(1~6月)では、営業利益進捗率は75.8%と会社予想を大きく超えています。売り上げ自体は11億9200万円と大きくは伸びていません。予定通りという感じでしょうか。
IRを見ると、広告等の費用が予定通り使用できずに、利益が出ちゃったと書いてあります。下半期で広告を使うと書かれているので、ドンっと露出が増えて、売り上げもドンっとなるかもしれません。
四季報を覗いて見ます。以下画像はキャプチャーで引用です。
http://shikiho.jp/tk/news/articles/0/74239
ライターみたいな名前の会社があります。CCCですね。ツタヤです。
CCCの持分法適用関連会社であり、業務提携しているのが富士山マガジンサービスの強みなのかなと思います。だってTポイントの店舗情報や、雑誌等のエンターテイメント関係の仕入れや販路などノウハウもあれば、どこにどれだけ市場があり、どう事業を展開すれば良いか、高精度な予測と仕掛けを作れることでしょう。
http://www.ccc.co.jp/news/2010/20100804_002340.html
持分法適用関連会社とは。
http://www.sc-abeam.com/sc/?p=4306
雑誌の利益率ってどんなんかなと思いまして、2015年第2四半期決算短信(1~6月)を見ると、12億の売り上げで、原価が5億円です。粗利は50~60%って感じなんですね。販売管理費で5億円。営業利益で2億円。税引き後の純利益1.3億。
ざっくり妄想です。例えば40万人が月1冊500円の本を定期購読した場合、月2億(500×400000)。年間で24億円。数字には大きく偏りがあるはずですが、ボリュームのイメージです。法人客先の方が多そうなので、一部にどっかとまとまっていそうです。でも店舗ごとの配送等など考えたり、メーカ直送もあるでしょうし詳細まではわからないので、そういうの含めてざっくり想像です。
送料は1冊80円として年間2億ぐらいですかね。人件費が700万×50人で3.5億。いろんな経費(広告やら上場維持費用)で3億とかですかね。わからないですけども。
24億で粗利が12億ぐらいあって、9~10億ぐらいが費用で、2億~3億の営業利益があって、税金で半分とられて、1億~1.5億の純利益みたいな感じでしょうか。
雑誌の市場全体は1兆5千億円ぐらいで、電子書籍は1500億円ぐらいでしょうか。電子書籍への展開は今後急務としても、在来の印刷済みの雑誌が主体のはずです。
しかもお店に雑誌を置いておきたい法人の需要が定期購読が大きそうです。定期購読で安くなるなら、お店も一石二丁ですし。
富士山マガジンサービスの売り上げはまだ20億ですし、成長目標を見ると、直近では年20~30%ぐらい目標にしているように見えます。20億→24億→30億という感じです。市場全体から見て、100億ぐらいまでは伸びしろありそうですよね。
2014年の売り上げ20億、純利益1.3億で、株価が4000円でPER 40倍ぐらいです(実はPERの計算よくわかっていません)。こう見ると普通で微妙な感じです。安くもなく将来性も含めると高くもなくみたいな。どうなんでしょうね。
PERについて
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/adachi/adachi_20121129.html
根拠はありません4000円以下なら、よさそうな気がします。
法人系の定期購読は、法人側の費用削減のメリットもわかりやすく、また契約が長期なので安定した収益や計画が立てられそうです。CCCも事業に参加しているわけですから、その辺の事業計画は精度が高そうです。市場の伸びしろもまだ大きそうですし、ネット主体の事業であり今後の電子書籍との相性も高そう。
本日ストップ高ありがとうございました。
きっかけがあり、中の人に話を聞いたところ、法人の売り上げは事業の1/4とのことで、これから注力してゆくそうです。今はほとんど力を入れておらず、これから本腰とのこと。個人からの売り上げのほうが、大きいことに驚きです。法人が中心かと思いましたよ。
つーことは、BtoBの伸びしろは、ものすごく大きいってことですね。個人の伸びでここ数年20%~30%の成長を実現していて、法人が手つかずで今後展開してゆくとなれば、ますます売り上げが伸びそうです。
底で手放したシーアールイーの図
底で拾った富士山マガジンサービスの図
富士山マガジンサービスがどんな会社なのか調べてみました。まずサイトからの引用です。
http://www.fujisan.co.jp/
雑誌に特化した日本最大級の通販サイトです。定価よりお安く購入できたり、自宅や職場に送料無料で発売日ごとに届けたりと、便利でお得なサービスをご提供しています。取扱い雑誌1万誌以上、100万人以上の利用実績があるFujisan.co.jpの定期購読をぜひご利用ください。雑誌の通販サイトです。定期購読で大幅割引などが魅力ですね。要はユーザーの定期購読をまとめて雑誌社へ交渉して、儲かるという会社です。
登録ユーザーはすでに200万。そのうち50万人が定期購読をしているそうです。これってなかなかすごいことですね(IR参考)。
2015年7月7日にマザーズへ上場。小型ですが成長性や話題性が高く人気が出ました。IPO新規上場企業でよくある傾向で、ドーンと7000円で上がりズルズルと下がっていて、先日の世界同時株安でズッゴっと下がりました。
それでもPERは40倍とそこそこ高く期待感があふれています。成長性から考えると高すぎるとは思えません。そこそこ。
決算は12月です。2013年8億。2014年20億。2015年24億(会社予想)と急成長しています。売り上げの拡大を見るにCCCとの提携(http://www.ccc.co.jp/news/2010/20100804_002340.html)により、法人系(銀行から漫画喫茶など)の定期購読で、売り上げ急増しているのでしょうかね。
こちらのサイトに事業形態など詳しく紹介されていてわかりやすいです。
http://matsunosuke.jp/fujisan-magazine-service-ipo/
2015年第2四半期決算短信(1~6月)では、営業利益進捗率は75.8%と会社予想を大きく超えています。売り上げ自体は11億9200万円と大きくは伸びていません。予定通りという感じでしょうか。
IRを見ると、広告等の費用が予定通り使用できずに、利益が出ちゃったと書いてあります。下半期で広告を使うと書かれているので、ドンっと露出が増えて、売り上げもドンっとなるかもしれません。
四季報を覗いて見ます。以下画像はキャプチャーで引用です。
http://shikiho.jp/tk/news/articles/0/74239
ライターみたいな名前の会社があります。CCCですね。ツタヤです。
CCCの持分法適用関連会社であり、業務提携しているのが富士山マガジンサービスの強みなのかなと思います。だってTポイントの店舗情報や、雑誌等のエンターテイメント関係の仕入れや販路などノウハウもあれば、どこにどれだけ市場があり、どう事業を展開すれば良いか、高精度な予測と仕掛けを作れることでしょう。
http://www.ccc.co.jp/news/2010/20100804_002340.html
持分法適用関連会社とは。
http://www.sc-abeam.com/sc/?p=4306
雑誌の利益率ってどんなんかなと思いまして、2015年第2四半期決算短信(1~6月)を見ると、12億の売り上げで、原価が5億円です。粗利は50~60%って感じなんですね。販売管理費で5億円。営業利益で2億円。税引き後の純利益1.3億。
ざっくり妄想です。例えば40万人が月1冊500円の本を定期購読した場合、月2億(500×400000)。年間で24億円。数字には大きく偏りがあるはずですが、ボリュームのイメージです。法人客先の方が多そうなので、一部にどっかとまとまっていそうです。でも店舗ごとの配送等など考えたり、メーカ直送もあるでしょうし詳細まではわからないので、そういうの含めてざっくり想像です。
送料は1冊80円として年間2億ぐらいですかね。人件費が700万×50人で3.5億。いろんな経費(広告やら上場維持費用)で3億とかですかね。わからないですけども。
24億で粗利が12億ぐらいあって、9~10億ぐらいが費用で、2億~3億の営業利益があって、税金で半分とられて、1億~1.5億の純利益みたいな感じでしょうか。
雑誌の市場全体は1兆5千億円ぐらいで、電子書籍は1500億円ぐらいでしょうか。電子書籍への展開は今後急務としても、在来の印刷済みの雑誌が主体のはずです。
しかもお店に雑誌を置いておきたい法人の需要が定期購読が大きそうです。定期購読で安くなるなら、お店も一石二丁ですし。
富士山マガジンサービスの売り上げはまだ20億ですし、成長目標を見ると、直近では年20~30%ぐらい目標にしているように見えます。20億→24億→30億という感じです。市場全体から見て、100億ぐらいまでは伸びしろありそうですよね。
2014年の売り上げ20億、純利益1.3億で、株価が4000円でPER 40倍ぐらいです(実はPERの計算よくわかっていません)。こう見ると普通で微妙な感じです。安くもなく将来性も含めると高くもなくみたいな。どうなんでしょうね。
PERについて
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/adachi/adachi_20121129.html
まとめ
縮小が続いている出版関連の業種で売り上げを伸ばしている事業形態はすごいアイデアです。マネをしやすい業種に見えますが、CCCがパートナーであることを考えると、他社の障壁になっているような気もします。関係ないですかね。法人系の定期購読は、法人側の費用削減のメリットもわかりやすく、また契約が長期なので安定した収益や計画が立てられそうです。CCCも事業に参加しているわけですから、その辺の事業計画は精度が高そうです。市場の伸びしろもまだ大きそうですし、ネット主体の事業であり今後の電子書籍との相性も高そう。
本日ストップ高ありがとうございました。
きっかけがあり、中の人に話を聞いたところ、法人の売り上げは事業の1/4とのことで、これから注力してゆくそうです。今はほとんど力を入れておらず、これから本腰とのこと。個人からの売り上げのほうが、大きいことに驚きです。法人が中心かと思いましたよ。
つーことは、BtoBの伸びしろは、ものすごく大きいってことですね。個人の伸びでここ数年20%~30%の成長を実現していて、法人が手つかずで今後展開してゆくとなれば、ますます売り上げが伸びそうです。