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何かのテレビ番組で、人型ロボットが林修へ「あなたが人間であることを証明してください」と質問しました。林修は「人間とは何かを考えさせられる」と、コメントしていました。あなたなら、ロボットではなく、人間であることをどうやって証明しますか。林修は今でしょ!の人です。
まとめブログで、感情があるアンドロイドは人間か?というテーマもありました。
問題を小さく考えてみます
「ミジンコ」と「機械のミジンコ」がいるとします。
性能はまったく同じです。生物と機械の違いだけです。
「ミジンコ」と「機械のミジンコ」の違いは何かと考えてみてください。増殖能力?感情?魂?などぱっと思いつきますよね。機械でも増殖する機能があれば、増殖できますし、感情?魂?となると、ミジンコに感情があるのか、曖昧です。生物と機械を分ける明確な基準にはなりません。
明らかな違いは、代謝するか、しないかになります。代謝することが、生物と言えます。(もちろん、私の独自の考えではなく、生物学者の本からの内容です。本の名前わすれました。)
僕らは代謝するから命を維持して成長して増殖しているんですね。
機械のミジンコは、代謝しませんよね。
だから生命ではなく、ロボットという基準で考えます。
もう一つの基準があります。
代謝は一度とまると、もう再開しなくなります。
死んでしまうんです。
クマムシという宇宙でも生きられる微生物がいます。
極限環境では、代謝をほぼ止めて、活動を再開できるのですが、
そのクマムシも完全に代謝が止まると死んでしまいます。
代謝が止まると死んでしまうのも生物の特徴です。
ウィルスは、生物の代謝を利用して増殖できます。活動を止めて、いったん物になることができます。増える時は生物のようになり、活動を停止すると物のようになります。活動を停止しても復活できてしまいます。だから物とも生物ともいえるんですね。結論は出ていないそうです。
以上から
アンドロイドから「あなたが人間であることを証明してください」と問われたときは、代謝しているのでロボットではなく人間ですと証明できます。
また「感情を完璧に再現できるアンドロイドがいたとして、それは人間か?」と聞かれれば、ロボットは、代謝をしていないので、生物とはいえず、人間(生物)ではないと答えられます。
感情があってもウィルスのように、いったん活動を停止しても再開できるならば、やはり生物とは言いがたいですよね。感情があるアンドロイドには、残酷な話しですが、代謝していないので人間ではないですよ。と正確に説明できます。アンドロイドも理解してくれるはず。
でも、もし細胞と同じように代謝する金属が作れて、いったん活動を停止すると死んでしまう素材があり、それでアンドロイドを作れるなら、ほとんど生物ですよね。感情がある人間とは別種の生き物として、ほぼ人間として言えるはずです。
じゃあ代謝はしないけど、活動を停止すると完全に壊れてしまうロボットなら、それは人間か?と考えると、ウィルスですら、生物か物か定義できないのですから、答えはでないかもしれません。もし攻殻機動隊のような電脳で代謝をしない人間や、死なない人間も、生物か物か定義できなそうですね。(そういえば、電脳は一部生身の脳ですから人間ですね)
人間(生物)という線引きで考えると、やはり代謝をしているかどうかが、一番の妥当な目安ではないでしょうか。
まとめブログで、感情があるアンドロイドは人間か?というテーマもありました。
感情を完璧に再現できるアンドロイドがいたとして、それは人間か?
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4732450.html
問題を小さく考えてみます
「ミジンコ」と「機械のミジンコ」がいるとします。
性能はまったく同じです。生物と機械の違いだけです。
「ミジンコ」と「機械のミジンコ」の違いは何かと考えてみてください。増殖能力?感情?魂?などぱっと思いつきますよね。機械でも増殖する機能があれば、増殖できますし、感情?魂?となると、ミジンコに感情があるのか、曖昧です。生物と機械を分ける明確な基準にはなりません。
明らかな違いは、代謝するか、しないかになります。代謝することが、生物と言えます。(もちろん、私の独自の考えではなく、生物学者の本からの内容です。本の名前わすれました。)
代謝とは
代謝(たいしゃ、metabolism)とは、生命の維持のために有機体が行う、外界から取り入れた無機物や有機化合物を素材として行う一連の合成や化学反応のことであり、新陳代謝の略称である[1]。これらの経路によって有機体はその成長と生殖を可能にし、その体系を維持している。代謝は大きく異化(catabolism) と同化 (anabolism)の2つに区分される[1]。異化は高分子など有機物質を分解し低分子化することによってエネルギーを得る過程であり、例えば細胞呼吸がある[1]。同化はこの逆で、エネルギーを使って有機物質を合成する過程であり、例えばタンパク質・核酸・多糖・脂質の合成がある[1]。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E8%AC%9D
僕らは代謝するから命を維持して成長して増殖しているんですね。
機械のミジンコは、代謝しませんよね。
だから生命ではなく、ロボットという基準で考えます。
もう一つの基準があります。
代謝は一度とまると、もう再開しなくなります。
死んでしまうんです。
クマムシという宇宙でも生きられる微生物がいます。
極限環境では、代謝をほぼ止めて、活動を再開できるのですが、
そのクマムシも完全に代謝が止まると死んでしまいます。
代謝が止まると死んでしまうのも生物の特徴です。
クマムシ
クリプトビオシスは無代謝の休眠状態のこと。緩歩動物はクリプトビオシスによって環境に対する絶大な抵抗力を持つ。周囲が乾燥してくると体を縮める。これを「樽」と呼び、代謝をほぼ止めて乾眠(かんみん)と呼ばれるクリプトビオシスの状態の一種に入る。樽(tun)と呼ばれる乾眠個体は、下記のような過酷な条件にさらされた後も、水を与えれば再び動き回ることができる。ただしこれは乾眠できる種が乾眠している時に限ることであって、全てのクマムシ類が常にこうした能力を持つわけではない。さらに動き回ることができるというだけであって、その後通常の生活に戻れるかどうかは考慮されていないことに注意が必要である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%A9%E6%AD%A9%E5%8B%95%E7%89%A9
ウィルスは、生物の代謝を利用して増殖できます。活動を止めて、いったん物になることができます。増える時は生物のようになり、活動を停止すると物のようになります。活動を停止しても復活できてしまいます。だから物とも生物ともいえるんですね。結論は出ていないそうです。
ウィルス
ウイルスは細胞を構成単位としないが、遺伝子を有し、他の生物の細胞を利用して増殖できるという、生物の特徴を持っている。現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでおり、細胞をもたないウイルスは、非細胞性生物として位置づけられる。あるいは、生物というよりむしろ"生物学的存在"といわれる[3]。しかし、遺伝物質を持ち、生物の代謝系を利用して増殖するウイルスは生物と関連があることは明らかである。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。ウイルスを対象として研究する分野はウイルス学と呼ばれる。ウイルスの起源にはいくつかの説があるが、トランスポゾンのような動く遺伝子をその起源とする説が有力である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
以上から
アンドロイドから「あなたが人間であることを証明してください」と問われたときは、代謝しているのでロボットではなく人間ですと証明できます。
また「感情を完璧に再現できるアンドロイドがいたとして、それは人間か?」と聞かれれば、ロボットは、代謝をしていないので、生物とはいえず、人間(生物)ではないと答えられます。
感情があってもウィルスのように、いったん活動を停止しても再開できるならば、やはり生物とは言いがたいですよね。感情があるアンドロイドには、残酷な話しですが、代謝していないので人間ではないですよ。と正確に説明できます。アンドロイドも理解してくれるはず。
でも、もし細胞と同じように代謝する金属が作れて、いったん活動を停止すると死んでしまう素材があり、それでアンドロイドを作れるなら、ほとんど生物ですよね。感情がある人間とは別種の生き物として、ほぼ人間として言えるはずです。
じゃあ代謝はしないけど、活動を停止すると完全に壊れてしまうロボットなら、それは人間か?と考えると、ウィルスですら、生物か物か定義できないのですから、答えはでないかもしれません。もし攻殻機動隊のような電脳で代謝をしない人間や、死なない人間も、生物か物か定義できなそうですね。(そういえば、電脳は一部生身の脳ですから人間ですね)
人間(生物)という線引きで考えると、やはり代謝をしているかどうかが、一番の妥当な目安ではないでしょうか。