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小説出版や電子書籍の発刊経験があるjujuさんに小説家にどうしたらなれるのか聞いてみました。誰もが一度は、文豪に憧れますよね?
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小説家になりたい。文章を書くことが好きな人なら一度は抱いた事のある夢だと思います。きっかけは読書感想文や、作文を誰かに褒められたり認められたことだったり、心打たれる文章に出会ったことで自分も文字で何かを伝えていきたいと感じたり様々でしょう。奥深い文字の世界に魅了されていき、そこで羽ばたきたいと願う思いは共通です。
それでは小説家になるにはどうしたら良いのでしょうか?
現在作家として活躍している著名人のほとんどが、何かしらの文学賞の出だと言っても過言ではありません。よくニュースになる直木賞、芥川賞などはすでに刊行されている書籍から選ばれるものですが、その書籍を出す為にまずは書籍出版のチャンスのある文学賞を狙っていくことになります。
それではいざ、どんなチャンスが転がっているのか確認しようと「文学賞 公募」そんな言葉でインターネット検索をかけてみると、その募集の幅が広いことに気付くでしょう。軽い分野ではケータイ小説やライトノベル、エッセイ。はたまた本格的なミステリーや純文学まで一口に作家と言っても門戸は広く、自分がまずどの門を叩くべきなのかを知る必要があります。
とはいえ、大抵の場合好んで読むジャンルが書きやすいジャンルとなるでしょう。それで構いません。ミステリーにはミステリーの書き方がありますし、ケータイ小説ならケータイ小説の書き方があります。自分はなんでも書けるんだと自信満々で文学賞の応募カレンダーとにらめっこをし、とにかく数打ちゃ当たるとばかりに応募している作家志望の方をよく見かけますが、そんな簡単にはいかないのが文学賞です。
該当の賞の傾向と対策を練りに練り、一次選考、二次選考を落ちたり通ったりを繰り返している目には見えないライバル達が大勢いるのです。凛とした気持ちで望まなくてはなりません。目星の文学賞を見つけたら、次にする事はまず一つ小説を完結させる事です。実はこれがやってみると意外と難しいことだったりもします。
難産の末、ようやく完成した物語が文学賞の規定の文字数に満たない事や、詰め込みたいことが多すぎて書き過ぎていたりしたら修正をしなければなりませんし、読み返してみて話を煮詰める作業は何度も必要です。
最初は完結した事でハイになり、自分の文章が最高だと思えるかもしれませんが、ここからいかに丁寧に見直すかが賞の結果を左右することとなります。
また、多くの公募では過去の受賞暦を書く欄がありますので、出来上がった作品がその賞には不向きだと感じた場合でも、違う公募に出してみるのは良いことです。
そこで賞を取れなくとも選考に残るなどの足跡を残すことが出来れば自分の経歴として載せるが出来ます。
たとえその経歴ジャンル違いの文学賞であっても、選考に残ったことがあったり、受賞歴のある人の作品は丁寧に読まれることが多いです。何故でしょうか?
それは、多くの賞レースにおいて、一次選考、二次選考の選考員が、下読みと呼ばれるアルバイトだったりするからです。彼らは短期間で非常に多くの作品に目を通します。その中で、引っかかる作品を次へと推します。どの作品も同じ目線で読んでいるのは当然ですが、最初のプロフィールに賞歴ありの文字があれば気には留まるものです。
実は、小説家を目指していく中で、もし見つけたなら大ラッキーなのがこの下読みのアルバイトだったりもします。多くの応募作品を読むことが出来る上に、編集部とのつながりが出来る場合もあります。一般募集はあまりされない職種ですが、何かの折に誘われるような事があれば確実に経験しておくべきです。あなたの文章能力を大きく上げてくれることでしょう。
さて、地道な努力が実り念願の文学賞受賞、書いた小説は書籍化、となったらその後は安泰でしょうか?残念ながら答えはノーです。昨今では紙の本が売れなくなり、新人の本では1万部売れれば御の字の時代です。一冊1000円の単行本ですと印税は10%が普通ですので手元に入るのは100万円となります。一見大きなお金ですが、その後本がそれ以上売れず増版されないとなれば、ただの臨時のボーナスで終わってしまいます。ですから小説家としてそれだけで食べていける人間はほんの少しだけなのです。
後はこの時に出来た編集者とのつながりで、小説雑誌などで書かせてもらうなどの仕事を貰えれば多少は安定するかもしれませんが、それでもサラリーマンの安定度合いと比べると天と地の差ですね。
そんないつになるか分からない未来を待っていられない。そんな時は電子書籍をお勧めします。
編集、校正、広報までを全て自分で行う事が出来れば、電子書籍を発刊することは難しいことではありません。審査を通れば発刊は無料、売れた分に対しての手数料を貰うというシステムの電子書籍サイトが多くありますので、自分の作品を売ってみて、実際の反応を見ることが出来ます。また、今は紙よりも電子の方が売れていますので、うまくすれば自分の作品がランキングに入るくらいに売れるという可能性があるのです。実際に無名の作家が書いた小説が1位を取ったという事もあります。
小説家としての形に答えはありませんが、どんな形であっても大切なのはペンを剣にして自分の伝えたい気持ちで戦えるかという事になります。書いた小説への想いが強ければ強いほど、その気持ちは届きます。自分だけの言葉を大切にして、ライバルの多い世界で諦めないことが一番大切です。
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そういえば昔ワープロってイジるとワクワクしましたよね。今あらためて購入すれば、ネットにも繋がらんし、落ち着いて良い文章かけるかも。
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小説家になりたい。文章を書くことが好きな人なら一度は抱いた事のある夢だと思います。きっかけは読書感想文や、作文を誰かに褒められたり認められたことだったり、心打たれる文章に出会ったことで自分も文字で何かを伝えていきたいと感じたり様々でしょう。奥深い文字の世界に魅了されていき、そこで羽ばたきたいと願う思いは共通です。
それでは小説家になるにはどうしたら良いのでしょうか?
現在作家として活躍している著名人のほとんどが、何かしらの文学賞の出だと言っても過言ではありません。よくニュースになる直木賞、芥川賞などはすでに刊行されている書籍から選ばれるものですが、その書籍を出す為にまずは書籍出版のチャンスのある文学賞を狙っていくことになります。
それではいざ、どんなチャンスが転がっているのか確認しようと「文学賞 公募」そんな言葉でインターネット検索をかけてみると、その募集の幅が広いことに気付くでしょう。軽い分野ではケータイ小説やライトノベル、エッセイ。はたまた本格的なミステリーや純文学まで一口に作家と言っても門戸は広く、自分がまずどの門を叩くべきなのかを知る必要があります。
とはいえ、大抵の場合好んで読むジャンルが書きやすいジャンルとなるでしょう。それで構いません。ミステリーにはミステリーの書き方がありますし、ケータイ小説ならケータイ小説の書き方があります。自分はなんでも書けるんだと自信満々で文学賞の応募カレンダーとにらめっこをし、とにかく数打ちゃ当たるとばかりに応募している作家志望の方をよく見かけますが、そんな簡単にはいかないのが文学賞です。
該当の賞の傾向と対策を練りに練り、一次選考、二次選考を落ちたり通ったりを繰り返している目には見えないライバル達が大勢いるのです。凛とした気持ちで望まなくてはなりません。目星の文学賞を見つけたら、次にする事はまず一つ小説を完結させる事です。実はこれがやってみると意外と難しいことだったりもします。
難産の末、ようやく完成した物語が文学賞の規定の文字数に満たない事や、詰め込みたいことが多すぎて書き過ぎていたりしたら修正をしなければなりませんし、読み返してみて話を煮詰める作業は何度も必要です。
最初は完結した事でハイになり、自分の文章が最高だと思えるかもしれませんが、ここからいかに丁寧に見直すかが賞の結果を左右することとなります。
また、多くの公募では過去の受賞暦を書く欄がありますので、出来上がった作品がその賞には不向きだと感じた場合でも、違う公募に出してみるのは良いことです。
そこで賞を取れなくとも選考に残るなどの足跡を残すことが出来れば自分の経歴として載せるが出来ます。
たとえその経歴ジャンル違いの文学賞であっても、選考に残ったことがあったり、受賞歴のある人の作品は丁寧に読まれることが多いです。何故でしょうか?
それは、多くの賞レースにおいて、一次選考、二次選考の選考員が、下読みと呼ばれるアルバイトだったりするからです。彼らは短期間で非常に多くの作品に目を通します。その中で、引っかかる作品を次へと推します。どの作品も同じ目線で読んでいるのは当然ですが、最初のプロフィールに賞歴ありの文字があれば気には留まるものです。
実は、小説家を目指していく中で、もし見つけたなら大ラッキーなのがこの下読みのアルバイトだったりもします。多くの応募作品を読むことが出来る上に、編集部とのつながりが出来る場合もあります。一般募集はあまりされない職種ですが、何かの折に誘われるような事があれば確実に経験しておくべきです。あなたの文章能力を大きく上げてくれることでしょう。
さて、地道な努力が実り念願の文学賞受賞、書いた小説は書籍化、となったらその後は安泰でしょうか?残念ながら答えはノーです。昨今では紙の本が売れなくなり、新人の本では1万部売れれば御の字の時代です。一冊1000円の単行本ですと印税は10%が普通ですので手元に入るのは100万円となります。一見大きなお金ですが、その後本がそれ以上売れず増版されないとなれば、ただの臨時のボーナスで終わってしまいます。ですから小説家としてそれだけで食べていける人間はほんの少しだけなのです。
後はこの時に出来た編集者とのつながりで、小説雑誌などで書かせてもらうなどの仕事を貰えれば多少は安定するかもしれませんが、それでもサラリーマンの安定度合いと比べると天と地の差ですね。
そんないつになるか分からない未来を待っていられない。そんな時は電子書籍をお勧めします。
編集、校正、広報までを全て自分で行う事が出来れば、電子書籍を発刊することは難しいことではありません。審査を通れば発刊は無料、売れた分に対しての手数料を貰うというシステムの電子書籍サイトが多くありますので、自分の作品を売ってみて、実際の反応を見ることが出来ます。また、今は紙よりも電子の方が売れていますので、うまくすれば自分の作品がランキングに入るくらいに売れるという可能性があるのです。実際に無名の作家が書いた小説が1位を取ったという事もあります。
小説家としての形に答えはありませんが、どんな形であっても大切なのはペンを剣にして自分の伝えたい気持ちで戦えるかという事になります。書いた小説への想いが強ければ強いほど、その気持ちは届きます。自分だけの言葉を大切にして、ライバルの多い世界で諦めないことが一番大切です。
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