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今日も、ビールの巨人かまはら(@AkihiroKamahara)さんに、マニアックなビールを聞いてみました。
ビールは大好きだけど、毎日飲んでると飽きるなぁ…そんなあなたに是非とも見て頂きたいビールがあります!題して、「人生で一度は飲みたい!超マニアックなビール10選」!この記事で見るのが最初で最期かもしれない、もう一生名前すら聞かないかもしれない、そんな選りすぐりのビール、ひと癖もふた癖もある粒ぞろいなやつらばかりを集めてみました。
「あのビールなんだっけ?」って誰かに聞いても100%出てきません!飲みたい!と思うものが1本でもあったら、すぐにこの記事を永久保存版にして大切に持っておくことをおススメします!
それではどうぞ!
ランビックは、野生の酵母で造られる自然発酵ビールです。一緒に、酢酸菌や乳酸菌も入るため、激しい酸味の味わいを特徴としています。中でもこのグーズランビックというスタイルのビールは、発酵を終えたばかりの若いランビックと、3年以上熟成させたランビックを混合して、さらに2年以上熟成させたビールです。
その酸っぱさたるや!とにかく一度飲んでみて下さい!もし、このビールを何食わぬ顔でゴクゴク飲むことができたなら、あなたはきっとパブの店員さんに一目おかれることでしょう。
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・グーズランビック
アルコール度数:5.0%
このビールが運ばれてきたら、まずグラスを持って、光にかざしてみて下さい。真っ赤に透き通るルビーレッドの美しさが、あなたの心をやさしく包みこんでくれることでしょう。
原産国:
スタイル:ベルジャンスタイル・フルーツランビック
アルコール度数:5.2%
ベルビュー・クリークが”若さ”あふれる味わいとすると、ブーン・フランボワーズは、年齢と魅力を重ねた艶やかなマダム、といったところでしょうか。
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・フルーツランビック
アルコール度数:5.0%
味わいは、ほのかな酸味とスパイシーさ、そして低いレベルではありますが、しっかり塩味が感じられます。”塩味”といっても、塩辛いというわけではなく、むしろほのかな甘みを引き立てる程よい塩加減。さわやかでまろやかな乳酸味とあいまって、文字通り”良い塩梅”といった具合です。
原産国:ドイツ
スタイル:ライプツィヒスタイル・ゴーゼ
アルコール度数:3.9%
ロシュフォールには「6」、「8」「10」の3種類がありますが、中でも「6」は、醸造量が全体の1%、年1回のみの醸造のため、流通量が非常に少ないのです。もし見つけたら奪ってでも飲む価値があるビールと言っても過言ではありません!
ドロリとした口当たり、干しブドウを思わせるフルーティさ、チョコレートのような深い 香りと甘さが癖になる1本です。え?飲んでみたい?絶対秘密にするって約束して下さるなら、私にこっそり聞いて下さい(笑)
原産国:ベルギー
スタイル
アルコール度数:7.5%
そんなビールがなんと日本の愛知県で造られている!初めてこのビールに出会った時の私の感動の大きさは、とてもここに書ききれるものではありません。
ホップの苦みやフレーバーが控えめな分、麦芽の上品でしっかりした甘みが特徴的な味わいです。旅先で見つけたら何より先に購入をおススメするビールです。
原産国:日本
スタイル:ウィンナースタイル・ラガー
アルコール度数:6.0%
煙の味といってもタバコのような煙たい香りではなく、燻製チーズや燻製ハムのような、豊かで深みのある香りです。このビールほど、燻製チーズがよく合うビールは他にありません。
シュレンケルラ・ラオホは、ブナの丸太でスモークした麦芽を使い、300年前と変わらぬ製法で造られています。
もしあなたにビール好きな友人がいるなら、この「煙の味がするビール」を勧めてみて下さい。一口飲んだ瞬間に、あまりの驚きに目を丸くして、こう叫ぶでしょう。「おお!煙だ!」と。
原産国:ドイツ
スタイル:バンベルクスタイル・ラオホビール
アルコール度数:6.5%
”コルネ”とは、フランス語で”角笛”を意味します(チョココロネのコロネと同じ意味です)。これほど特徴的な形のグラスに入って出てくるビールを私は知りません。
私は、ホルダーから引き抜いて、細い所を持って飲むスタイルが好きですが、ホルダーごと持ち上げて飲む方が安全かもしれません。飲んで美味しい!見て楽しい!持ってみるとさらに楽しいビールです!
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・エール
アルコール度数:5.9%
味の特徴は?と聞かれて「特徴がないこと」と説明されることが多いのが特徴(笑)です。ドイツの都市ケルン一帯で造られており、ケルン醸造組合の認定を受けた醸造所のビールのみ、”ケルシュ(Kölsch)”を名乗ることができます。(日本でも”ケルシュ”と名乗るビールは多いですが、カタカナ表記なのでお咎めなしという噂です)
味の特徴が薄いのは、麦芽感とホップ感がいずれもローレベルからミディアムレベルに抑えられているため。そしてこの味わいは、ケルン一帯に生息する独特の系統の酵母がとても重要であるため、ケルン以外の土地ではなかなか表現できないものです。たまたま入ったビアパブに”Kölsch”の文字が入ったビールを見つけたなら、それは本物のケルシュです。一度飲んでみて下さい。
原産国:ドイツ
スタイル:ジャーマンスタイル・ケルシュ
アルコール度数:4.8%
かつてブルージュの街には精神病院がありませんでした。ある時、皇帝がブルージュの街を訪れることになりました。街の人たちはここぞとばかりに、派手な衣装で飾り、陽気で盛大なパレードで馬鹿騒ぎして皇帝を迎え、精神病院を建設してほしいと訴えます。そして皇帝は言いました。「今日私は馬鹿にしか会っていない。ブルージュの町こそ大きな精神病院だ!」それ以降、ブルージュの街の人々は、”ブルックス・ゾット(ブルージュの馬鹿)”と呼ばれるようになったそうな。
ラベルの中央で踊るピエロの絵が、歴史に名高いブルージュの人々の馬鹿騒ぎを陽気に物語っています。
ピエロの顔をじっと見つめてみて下さい。
どうです?馬鹿騒ぎしたくなってきませんか?
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・エール
アルコール度数:6.0%
いかがでしたか。
冒頭でも言いました通り、もし気にある1本があったなら、この記事をしっかり保存しておくことをおススメします。そして、いつかどこかでこれらのビールと幸運にも出会ったとき、一瞬の迷いもなくすぐさまオーダーできる心構えをしておくことが大切です。
なぜなら、そのチャンスが、あなたが生きている間にもう一度巡ってくる保証はどこにもないのですから。
僕は、君の好きなビールは?って聞かれたら「スーパドライっす」って無難な答えをしています。サラリーマンですから。


ビールは大好きだけど、毎日飲んでると飽きるなぁ…そんなあなたに是非とも見て頂きたいビールがあります!題して、「人生で一度は飲みたい!超マニアックなビール10選」!この記事で見るのが最初で最期かもしれない、もう一生名前すら聞かないかもしれない、そんな選りすぐりのビール、ひと癖もふた癖もある粒ぞろいなやつらばかりを集めてみました。
「あのビールなんだっけ?」って誰かに聞いても100%出てきません!飲みたい!と思うものが1本でもあったら、すぐにこの記事を永久保存版にして大切に持っておくことをおススメします!
それではどうぞ!
酸っぱさ世界一!『カンティヨン・グーズ』
「ビールが酸っぱい」と聞いて信じられますか?しかもちょっと酸っぱいなんて生易しいものではありません。時に顔をしかめて鼻をそむけてしまう程の強烈な酸っぱさを持つビール、それがこの、”カンティヨン・グーズ”です。ランビックは、野生の酵母で造られる自然発酵ビールです。一緒に、酢酸菌や乳酸菌も入るため、激しい酸味の味わいを特徴としています。中でもこのグーズランビックというスタイルのビールは、発酵を終えたばかりの若いランビックと、3年以上熟成させたランビックを混合して、さらに2年以上熟成させたビールです。
その酸っぱさたるや!とにかく一度飲んでみて下さい!もし、このビールを何食わぬ顔でゴクゴク飲むことができたなら、あなたはきっとパブの店員さんに一目おかれることでしょう。
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・グーズランビック
アルコール度数:5.0%
あなたを甘酸っぱく包み込む『ベルビュー・クリーク』
鮮やかに輝くルビー色が特徴の美しいビール。若いランビックにブラックチェリーを漬け込んで熟成させたものです。グーズランビックと同じく酸っぱいビールですが、こちらの酸味はとてもまろやか。ブラックチェリーの香りとフレーバーに優しい酸味がさわやかにミックスされた味わい。忙しさで疲れ気味の心と体をすっきりリフレッシュしてくれます。このビールが運ばれてきたら、まずグラスを持って、光にかざしてみて下さい。真っ赤に透き通るルビーレッドの美しさが、あなたの心をやさしく包みこんでくれることでしょう。
原産国:
スタイル:ベルジャンスタイル・フルーツランビック
アルコール度数:5.2%
深いレッドは艶やかさの証!『ブーン・フランボワーズ』
こちらもランビックの仲間です。妖艶さを感じさせるワインレッドになる理由は、夏場に収穫されたラズベリーを使うため。1年半ほど熟成の進んだランビックにラズベリーを漬け込み、さらにオーク樽の中で数カ月~1年程度熟成させます。長く寝かせた分、酸味はさらにまろやかになり、ラズベリーの香りとほのかな甘みも加わって、味わいと風味はさながら赤ワインのよう。香り、味ともに素晴らしいこのビールは、フルーツビールの女王と呼ばれています。ベルビュー・クリークが”若さ”あふれる味わいとすると、ブーン・フランボワーズは、年齢と魅力を重ねた艶やかなマダム、といったところでしょうか。
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・フルーツランビック
アルコール度数:5.0%
塩味のビール!?『リッターグーツ・ゴーゼ』
このビール、なんと”塩の味”がします!ドイツのニーダー・ザクセン州の都市ゴスラーを流れる”ゴーゼ川”の水を使って生まれたこのビール。原材料に、小麦麦芽やコリアンダーに加え、さらに”塩”を使うという、ドイツビールの中でも異色中の異色。しかし、レシピの異色さゆえに、20世紀の始め頃、ビール純粋令違反のビールとして規制の対象になってしまいます。ごく一部の地域で規制の目をかいくぐったゴーゼが現在まで残り、再びビール史の表舞台に姿を現すことになったのです。味わいは、ほのかな酸味とスパイシーさ、そして低いレベルではありますが、しっかり塩味が感じられます。”塩味”といっても、塩辛いというわけではなく、むしろほのかな甘みを引き立てる程よい塩加減。さわやかでまろやかな乳酸味とあいまって、文字通り”良い塩梅”といった具合です。
原産国:ドイツ
スタイル:ライプツィヒスタイル・ゴーゼ
アルコール度数:3.9%
珍しさはぐれメタル級!『ロシュフォール6』
ベルギーのトラピストビールとして非常に有名なロシュフォール。何が珍しいの?と思われそうですが、貴重なのは「6」という数字。ロシュフォールには「6」、「8」「10」の3種類がありますが、中でも「6」は、醸造量が全体の1%、年1回のみの醸造のため、流通量が非常に少ないのです。もし見つけたら奪ってでも飲む価値があるビールと言っても過言ではありません!
ドロリとした口当たり、干しブドウを思わせるフルーティさ、チョコレートのような深い 香りと甘さが癖になる1本です。え?飲んでみたい?絶対秘密にするって約束して下さるなら、私にこっそり聞いて下さい(笑)
原産国:ベルギー
スタイル
アルコール度数:7.5%
まさか日本でウィーンの味!『ミツボシビール・ウィンナースタイルラガー』
愛知県犬山市のブルワリー「ミツボシビール」さんによって造られるビールです。珍しいのは、このビールのスタイルが「ウィンナースタイルラガー」であること。ウィンナースタイルラガーは、現在の南ドイツ地方のオクトーバーフェストビアと兄弟分に当たるビールですが、1918年オーストリア・ハンガリー帝国の滅亡の際、一緒に一度姿を消しています。そのため現在ウィーンはおろかオーストリア国内では造られておらず、世界を見渡しても現存するウィンナースタイルラガーは決して多くありません。そんなビールがなんと日本の愛知県で造られている!初めてこのビールに出会った時の私の感動の大きさは、とてもここに書ききれるものではありません。
ホップの苦みやフレーバーが控えめな分、麦芽の上品でしっかりした甘みが特徴的な味わいです。旅先で見つけたら何より先に購入をおススメするビールです。
原産国:日本
スタイル:ウィンナースタイル・ラガー
アルコール度数:6.0%
煙の味がするビール!?『シュレンケルラ・ラオホ(メルツェン)』
ラオホと呼ばれるスタイルのビールは、原料の麦芽を煙で燻してから使用します。すると、煙の香りがビールにほどよく移ります。そう!つまりは”煙の味”がするビールとなるのです。煙の味といってもタバコのような煙たい香りではなく、燻製チーズや燻製ハムのような、豊かで深みのある香りです。このビールほど、燻製チーズがよく合うビールは他にありません。
シュレンケルラ・ラオホは、ブナの丸太でスモークした麦芽を使い、300年前と変わらぬ製法で造られています。
もしあなたにビール好きな友人がいるなら、この「煙の味がするビール」を勧めてみて下さい。一口飲んだ瞬間に、あまりの驚きに目を丸くして、こう叫ぶでしょう。「おお!煙だ!」と。
原産国:ドイツ
スタイル:バンベルクスタイル・ラオホビール
アルコール度数:6.5%
持つとしたらどう?『コルネ・ブロンド』
ビール自体は通常の、フルーティで美味しいベルジャンエール。しかし、このビールの特徴は何と言ってもグラスの形。角笛の形をしたひょろりと長いグラスは、もちろん自分では立っていることができないので、専用のホルダーに支えられて出てきます。”コルネ”とは、フランス語で”角笛”を意味します(チョココロネのコロネと同じ意味です)。これほど特徴的な形のグラスに入って出てくるビールを私は知りません。
私は、ホルダーから引き抜いて、細い所を持って飲むスタイルが好きですが、ホルダーごと持ち上げて飲む方が安全かもしれません。飲んで美味しい!見て楽しい!持ってみるとさらに楽しいビールです!
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・エール
アルコール度数:5.9%
特徴がないのが特徴『ドム・ケルシュ』
スラリとスリムな200mlグラスでサーブされる”ケルシュ”というスタイルのビールです。味の特徴は?と聞かれて「特徴がないこと」と説明されることが多いのが特徴(笑)です。ドイツの都市ケルン一帯で造られており、ケルン醸造組合の認定を受けた醸造所のビールのみ、”ケルシュ(Kölsch)”を名乗ることができます。(日本でも”ケルシュ”と名乗るビールは多いですが、カタカナ表記なのでお咎めなしという噂です)
味の特徴が薄いのは、麦芽感とホップ感がいずれもローレベルからミディアムレベルに抑えられているため。そしてこの味わいは、ケルン一帯に生息する独特の系統の酵母がとても重要であるため、ケルン以外の土地ではなかなか表現できないものです。たまたま入ったビアパブに”Kölsch”の文字が入ったビールを見つけたなら、それは本物のケルシュです。一度飲んでみて下さい。
原産国:ドイツ
スタイル:ジャーマンスタイル・ケルシュ
アルコール度数:4.8%
馬鹿騒ぎを今に伝える『ブルックス・ゾット』
ベルギーの海沿いの街、水の都”ブルージュ”で造られるこのビール。”ブルックス”は”ブルージュの”、”ゾット”は”馬鹿”という意味です。このビールには面白い逸話があります。かつてブルージュの街には精神病院がありませんでした。ある時、皇帝がブルージュの街を訪れることになりました。街の人たちはここぞとばかりに、派手な衣装で飾り、陽気で盛大なパレードで馬鹿騒ぎして皇帝を迎え、精神病院を建設してほしいと訴えます。そして皇帝は言いました。「今日私は馬鹿にしか会っていない。ブルージュの町こそ大きな精神病院だ!」それ以降、ブルージュの街の人々は、”ブルックス・ゾット(ブルージュの馬鹿)”と呼ばれるようになったそうな。
ラベルの中央で踊るピエロの絵が、歴史に名高いブルージュの人々の馬鹿騒ぎを陽気に物語っています。
ピエロの顔をじっと見つめてみて下さい。
どうです?馬鹿騒ぎしたくなってきませんか?
原産国:ベルギー
スタイル:ベルジャンスタイル・エール
アルコール度数:6.0%
いかがでしたか。
冒頭でも言いました通り、もし気にある1本があったなら、この記事をしっかり保存しておくことをおススメします。そして、いつかどこかでこれらのビールと幸運にも出会ったとき、一瞬の迷いもなくすぐさまオーダーできる心構えをしておくことが大切です。
なぜなら、そのチャンスが、あなたが生きている間にもう一度巡ってくる保証はどこにもないのですから。
僕は、君の好きなビールは?って聞かれたら「スーパドライっす」って無難な答えをしています。サラリーマンですから。