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平山夢明といえば、ホラー小説で有名な人です。文字からどうしようもない恐怖や痛みを感じさせてくれます。読んでいると「うわー」っとなり、つい文字から目を遠ざけてしまいます。例えば「他人事」の最初のシーン。交通事故の男が自分の足を確認場面から引用します。
なんと文庫本の解説を、漫画家の冨樫義博が書いています。そういった意味で14回+1回楽しめるホラー小説です。
平山夢明の小説は、気持ち悪くて受け付けないって人は、結構いるんじゃないでしょうか。平山夢明はある意味最高(サイコー)のエンターテイメントです。読んでいない人は、もったいないです。私も1冊目を読んだ時に、狂気が狂喜を書いていると思い、そういった世界に引き込まれる怖さから、もう読まないぞと思いました。気持ち悪くて気持ち悪くて。
でも2冊3冊と読むと、平山夢明って人は、実はとても正常な人で、バランス感覚が良く、ユーモアがある明るい人のように思えてきました。人間的な人が、怖がらせるために、思考を凝らして、怖く書いているだと感じてきました。そう思ってからは、エンターテイメントとして、平山夢明の小説が楽しめるようになりました。
平山夢明の人と成りが見えるインタビューを紹介します。
平山 夢明の著書
膝に触ると腐った桃のようにぐずぐずと指が埋まった。すでに足の感覚は薄く・・・・腐った桃のようにぐずぐずとって部分でゾクゾクします。すでに足の感覚は薄くで、ズタボロなんだと感じます。グログロなんです。あと登場人物が愚かしくて怖さを煽ります。
「他人事」のあらすじです。Amazonより「他人事」は世にも奇妙な物語(タモリのあれ)の、怖い話バージョンみたいな感じです。物語の中には、まったく救いが無い、悪意と狂気しかない話もあります。理由がない悪意と狂気です。純粋な暴力です。サイコな奴らなんです。話に落ちが無いことで、ゾゾっとする怖さが増します。
交通事故に遭った男女を襲う“無関心”という恐怖を描く表題作、引きこもりの果てに家庭内暴力に走った息子の殺害を企てる夫婦の絶望(『倅解体』)。孤独に暮らす女性にふりかかる理不尽な災禍(『仔猫と天然ガス』)。定年を迎えたその日、同僚たちに手のひら返しの仕打ちを受ける男のおののき(『定年忌』)ほか、理解不能な他人たちに囲まれているという日常的不安が生み出す悪夢を描く14編。
なんと文庫本の解説を、漫画家の冨樫義博が書いています。そういった意味で14回+1回楽しめるホラー小説です。
平山夢明の小説は、気持ち悪くて受け付けないって人は、結構いるんじゃないでしょうか。平山夢明はある意味最高(サイコー)のエンターテイメントです。読んでいない人は、もったいないです。私も1冊目を読んだ時に、狂気が狂喜を書いていると思い、そういった世界に引き込まれる怖さから、もう読まないぞと思いました。気持ち悪くて気持ち悪くて。
でも2冊3冊と読むと、平山夢明って人は、実はとても正常な人で、バランス感覚が良く、ユーモアがある明るい人のように思えてきました。人間的な人が、怖がらせるために、思考を凝らして、怖く書いているだと感じてきました。そう思ってからは、エンターテイメントとして、平山夢明の小説が楽しめるようになりました。
平山夢明の人と成りが見えるインタビューを紹介します。
・平山夢明(作家)×深町秋生(作家)対談 「誰も書かない表現で買ってもらう」みなさんも安心して、平山夢明のホラー小説を楽しんでください。でも超怖いので、心して「うわー」って言いながら読むことをお勧めします。
http://www.sakuranbo.co.jp/livres/sugao/2010/05/post.html
・『bestseller's interview 第29回 平山 夢明さん』
http://www.sinkan.jp/special/interview/bestsellers29.html
・作家の読書道 第89回:平山夢明さん
http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi089_hirayama/
平山 夢明の著書